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Photography・劉 敏史
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2012年12月21日金曜日
母の残したこと
クリスマスツリーの思い出が
ひとつ。たった一度だけ母と飾ったこと。キラキラと光ったこととてもよく覚えている。大きなものだったと記憶していたが、小さなものだったことだろう。プラスティック製の白いツリーの、指先にちくちくとした感触。綿を千切って雪にした。嬉しかったこと、今も僕の中にある。今年、
ふたつめのクリスマスツリー。僕の背の大きさと同じ高さ。これから子といくつのツリーを飾ることができるだろう。
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